私が実際に読んで印象に残った本をご紹介させて頂きます。
【農薬に頼らずつくる 虫といっしょに家庭菜園】
著者:小川幸夫 取材・文:腰本文子
発行所:一般社団法人 光の家協会 2018年6月1日 第一版発行
千葉県のプロの農家 小川幸夫さんによる本書、個人的に興味を引かれるタイトルだった為、読んでみました。
「できるだけ多様な虫がいる畑の方が、野菜を作りやすい」との著者の持論。
畑で虫と言えば害虫を思い浮かべますが、著者曰く、虫にも多種多様あるようで、
害虫もいれば、それを求めて益虫や鳥、カエルがやってくる。
よい循環が生まれ、持続的に、手間もお金もかからない方法との事。
・天敵昆虫を生かす術を考える
・ミツバチは買うより飼う
・獰猛なカマキリを有効利用する
・掃除屋・アリは敵か味方か
・虫が集まる畑づくり
などなどの興味深い項目がありました。
また、畑から生まれる地域の生物多様性も意識されていて、農業をしながら、環境をよくする意識がすごい!
野菜の販売先が、ほぼ地元で農業を絡めた地域活動など+アルファーの部分も良いです。
また、本書後半に、「畑の虫図鑑」があり、
虫の名前・写真・発生時期・働き・付き合い方など、
さらに、貢献度・迷惑度の表示もあり、まさに図鑑的な使い方ができる内容になっています。
長年の経験・試行錯誤を経ての内容なので、ありがたい内容です。
私は、農家ではありませんが、小さいながら市民農園で畑を借りています。
まずは、この本を参考に、その畑で、虫をよく観察をしてみようと思います。
▢ こんな家庭菜園ができたらいいな~