チューリップを植えてみようと思ったけど植える時期がかなり遅くなってしまったと言うあなたへ、本記事を参考にして頂ければ幸いです。
先日、2月中旬にホームセンターの園芸コーナーを見ていると、チューリップの球根が1個 20円で売っていました。基本の植える時期は10月から12月ですが、今回は植える時期を大分過ぎているどころかもう開花時期になるこんな時に、買う人はいるんだろうかと思いましたが、試しに植えてみようと思い球根を5個ほど買って植えて観察して見ることにしました。2月に植えるチューリップの球根がどう育つかご覧下さい。また、合わせて、植えるまでの方法や、育て方などを解説します。チューリップを植えてみたい方はぜひご一読ください。
チューリップ植える方法(基本とポイント)
①日当たり:良い場所
② 水はけ:良い場所
③ 連作障害:避ける
④ 肥料:植付け前2~3週間前、堆肥・苦土石灰・化成をすき込んでおく
⑤ 植付け時期:10月~12月
⑥ 水やり:庭植えの場合は雨にまかせる。鉢植えの場合は表面が乾いたらたっぷり水やり
⑦ 開花時期:3~5月
2月下旬に植えてみました
ホームセンターで5個チューリップの球根を買ってきました。
2月下旬なので1個20円の大特価(^_^;)
20円×5個=100円
種類は2種 ジャンボ級白花・ジャンボ級桃花
芽が出てきてます。
ここからチューリップの球根を植えます
日付:2月27日(月)AM9:00 天気晴れ
今回は家にある物でサッと土作りを実施
① 花と野菜の培養土
② 有機100 野菜のたい肥
③ 有機石灰
上記の3種を庭の土に混ぜ込む
2週間~3週間前に実施するのがいいが今回はすぐ植えたいので、植える日に実施。
植える向き、深さ、間隔に注意して球根を優しく植える
① 植える向き:写真の通り、上下はとがった方が上、左右のふくらみは葉が出る
② 植える深さ 庭植えなので球根2個分空けて植えました。
③ 植える間隔:球根1~2個分空ける(今回は2個分空けました)
チューリップの球根を植える深さ・庭と鉢の場合、下記写真の通り
葉っぱの出る向きを意識して植える
葉っぱが重ならない様に、かつ葉っぱの方向がそろっていると綺麗に見える
(下記写真は球根を上から見た様子)
こんな感じで深さ、間隔、葉の向きを考えて植え土を優しくかぶせます。
植付け後は、しっかりと水をあげる。
庭植えなのでその後の水やりはぜず、自然の雨にまかせます。
2月27日の時点はここまでです。
まずは、植付けが完了しました。
3月17日(植付けから19日)
ここのところ、気温が上がってきており、スギ花粉も猛威を振るい、いろいろと春らしくなってきました。
数日前は、芽が出ていませんでしたが、ふと見ると出てます!
植えるのが、かなり遅かったのでどうなるか?と思っていましたが、なんとか芽を出してくれました。
ここから花を咲かせてくれるか?今後、どうなっていくか良く観察してみます。
果たして旨く咲いてくれるか!?
4月14日(植付けから48日)
チューリップが咲きました!
球根5個植えて、白3ピンク2
後ろのピンクが1個 小さく成長が遅いでが、
ちゃんと花をつけていますので、よしとします。
結果
2月下旬に植えても4月中旬に花が咲くことがわかりました。
成長にばらつきが出ることもあるとわかりました。
いずれにしても、無事に咲いてくれてほっとしています。
同時に植物のたくましさも感じることができました。
ちょうど、子供達の入学・進級の時期で、学校に行くとき、帰ってきたときにチューリップが玄関で迎えてくれるので気持ちが上がるかな?!と勝手に思っています。
来年からも、ホームセンターに時期が遅くなって売れ残ったチューリップの球根があったら、諦めずに買って植えて、お得に楽しんでみますね!
チューリップの育て方(基本)
育てる場所
日当たりのよい場所で育てましょう。庭植えの時は、水はけがよいところで、連作はできるだけ避けましょう。植えつけの2~3週間前に、1㎡当たり堆肥1kgと苦土石灰100g、化成肥料8.8.8の適量をよくすき込んでおくと良いでしょう。
鉢植えの場合は、水はけがよく、通気性も必要、適度な保水性のある土が良い。市販の草花用培養土7、腐葉土2、牛ふん堆肥1の割合で配合すると良いでしょう。
水やり
球根植えつけ時に水やりをしたあとは、庭植えの場合は雨にまかせてかまわない。鉢植えの場合は鉢土の表面がよく乾いたときにたっぷりと水やります。次年も咲かせたい場合は、花後も葉が枯れるまでは、土が乾かないように水やりを続けましょう。
肥料
用土にはあらかじめ肥料を元肥として混ぜておきます。12月中旬くらいに肥料を追肥します。
植付け
10月中旬から11月中旬に球根を植えつけるとベストです。庭植えの場合は、球根の2個分の深さ、間隔は大きな球根の場合は2個分をあけます。小さな球根の場合は1個分をあけて植えつけましょう。また、鉢植えの場合や、来年の球根をとらずに花の見栄えを重視する場合などは、密植してもしょうが無いでしょう。
根を傷めないように注意が必要。もし痛めてしまうと二度と生えてこないので、土に押し込んだりしてはいけません。愛情を持って優しく優しく扱って下さいね!
チューリップの球根には向きがあります。コレポイントです!球根の向きを揃えて植え付けると、葉の向きがキレイに並び、開花するととても美しく見えます。
葉が重ならない様に意識するとよいですよ。
球根は増やせる?
関東地方以南の地域では、花後に急速に気温が高くなります。球根が充実しないうちに葉が枯れてしまうことが多い為、球根を太らせることが難しい事がおおいです。毎年球根を購入するのがベスト。
基本的にすること
花がら摘み:花弁が散る少し前に、花首のところで切り取る。花弁が散って株元に落ちたままにしておくと、球根が病気にかかることがあるのでこまめに除去。
病気に侵された株の抜き取り:球根がもともと病気に侵されていることがあり、成長の悪い株やいつまでも発芽しない球根は抜き取ります。
球根の保存:翌年も同じ球根を植える場合は、葉が黄色く枯れてきて、茎が倒れたタイミングで球根を掘り起こす。陰干しでよく乾燥させ、球根を分ける。そしてタマネギネットなどに入れて、涼しい場所で吊るし保存しておきます。
病気と害虫
かいよう病:発芽直後に葉に灰白色の小さな斑点が現れ、やがて葉の表面が縮れます。発病した株は抜き取る。
褐色斑点病:葉に黄色の小さな斑点が現れて大きくなる、葉が枯れる事もある。花に白色から褐色の斑点が現れる。雨が多いと発生しやすくなります、発病した株は抜き取りましょう。
モザイク病:葉に淡い黄緑色のモザイクが現れる。赤い花弁には白い筋が入る。
害虫:春先にアブラムシがつくことがあるので注意しましょう。